卒業生インタビュー・富永拡さん


筑波大学大学院フロンティア医科学専攻の富永拡さん。彼は、ナルコレプシーという睡眠障害の治療薬の開発に挑戦し、創薬につながる大きな手がかりを発見しました。その成果は学内でも高く評価され、優秀発表賞を獲得するほど。それでも彼は「賞よりも3人の連名で論文を出せたことが一番嬉しい」と語ります。現在投稿中の論文の著者が彼1人ではなく「3人の“Co”-First Author」であることが何よりも嬉しいというのです。

他の2人とは、一緒に研究を行っていた研究員の入鹿山容子さんと大学院生の小川靖裕さん。富永さんは彼らと初めて話をした時、「治療薬の開発が人類に役に立つ研究だと思ったことと、何よりも入鹿山さんと小川さんの、協力しながら研究する姿勢が魅力的だった」と感じたそう。これが決め手となり彼らのプロジェクトのメンバーに入りました。

彼が担当した仕事は、薬剤がマウスの体内でどのように機能するかを調べること。2人の先輩に教えてもらいながら、大学4年生になる頃には一人で実験を進められるようになっていました。その頃、忙しさも手伝って、富永さんはチームに研究の進捗を報告していませんでした。すると、真剣な顔をした先輩2人がやってきて「チームでやっているのだから協力しよう。例えば、この実験はこうした方がもっと効率的だよね」とアドバイスをくれました。その話し合いの中で、富永さんは「話し合うこと、協力し合うことで、一人でやるよりももっとよい研究ができる」と実感したのです。

それ以来、トラブルがあった時はもちろん、些細なことでも密に2人とコミュニケーションをとりながら研究を進めました。その結果、富永さん自身が「1113以上になることを感じた」と表現するほど大きな成果につながったのです。まさに、チームワークの結晶です。

富永さんは、これから外資系企業の営業として働きます。きっと、協力することを大切しながら大きな成果を残していくことでしょう。ご卒業おめでとうございます。

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